あしたもおとうさん

「ねえ、あしたもおとうさん?」娘に確認される日々。おかあさんと育休をバトンタッチ。1年間の娘たちとの生活で思うこと

三歳の先生

上の娘は今3歳。

幼稚園の年少さん。

できることなんて限られてるけれど、最近の成長ぶりには驚きが多い。

 

最近の驚きが1つ。

下の娘1歳と毎日のように行ってる公園。

たくさんのことをしているように思ってたけど、幼稚園帰りの上の娘をつれて三人でいくと、

どんどん変わるメニューに大人はついて行けない。

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下の娘にはとってもいい刺激。

こんなことしようよ

今度はあれしよう。

 

草花や石、砂を材料に遊具で遊びのお稽古。

いい先生に恵まれたね。

 

習い事

我が娘の通う幼稚園の子たちはけっこう習い事をしている。

 

娘もあれやりたいこれやりたいと言っている。

難しいところ。

 

なんのための習い事か。

〜させようと思ったんだけど、強制になっちゃって結局身につかなくて〜

にはさせたくないな。

 

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楽しいが広がったらいいけど、

来年は保育園だからできないけど、

 

そして、上の娘はたぶん習い事の環境に慣れるのに時間がかかるだろうけど

 

習い事じゃなくても子どもたちの経験と、楽しい!を増やしてあげたいな。

そっか、それができないから、時間がないから、専門性がないから習い事をするのか。

じゃあ自分が研究しまくれば少しはいろんな習い事まがいの体験ができるのか。

習い事の時間をもっと親子の体験の時間に。。

 

悩む悩む。

夜道の散歩に超リフレッシュ

奥さんが、数年ぶりに夜道を歩くのが怖い
と、以前働き始める前に言っていた。

自分もこの生活になってから、夜道をほとんど歩いていない。
パンを用意し忘れて近くの店にダッシュした時とか
お酒・つまみが切れて買いに行った時くらい。

昨日は「ご飯に混ぜて炊くやつ」を買い忘れてて、無性に欲しくなったのでいくことに。
この夜道の散歩が、自分にとって超快適だったことに気づく。

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まず、子供がいない中の一人歩き。嫌じゃないけど自分のペースで歩く。持ち物も何も気にしなくていいという快感。

次に、非日常。いつも同じの日々からの脱却。

そして、一つ目に近いけど、子供のことを気にしなくていい時間。


専業主婦がFXやらもしくは浮気やら、はたまた散財やらでニュースに取り上げられることがあるけれど、多分、永遠に続く日常、そして自分以外のつながりをもとめて、そして没頭するものを求めているのかと ちょっぴり気持ちを理解。

「専業主婦は急に社会とのつながりがなくなった気がする」というのも納得。
現在、育休中の身で、かつ月一で勉強し合う仲間、向上心を持って刺激刺激し合う仲間、職場系のつながりのちょっとした仕事などが自分の中では社会とつなげてくれる一つ。
これらもなくなったら、日々の生活にハリをもたらすのが厳しくなるかも。
何もしなくても良い。何かしたらもちろん豊かになるのだけれど。

だから、「子供が寝た後にスィーツを」に走ったこともある。けど、
そんなに毎日しなくていいし、たまにでいい。

 

 

やはり非日常をもとめちゃう。そんなサガがあるのかも。

時間はある。けれどそのほとんどは子供達の時間で埋まる。

その他の時間をさらに磨きをかけるか。

はたまたどっぷり、ゆっくりと過ごすか。

 

自分は後者だけどそれじゃあ社会復帰できなそうだ。危険。

世の仕事を辞めて子育てのために専業主婦になった人たちの気持ちをちょっぴり感じた今日この頃。

分化 は成長

脳が壊れたを読んで

脳が壊れた (新潮新書)

脳が壊れた (新潮新書)

 

 

脳の障害を負うということを、もともとライターだった著者が上手に描き表している。

さらに脳の障害が原因の発達障害系の話や、

まちかどで、めちゃ目を合わせてくるような何かが違うこの人…という症状を自分の症状と合わせつつ、その人たちの気持ちなどが書かれている。

今まで症状・行動は示されていても、どうしてその行動が出るのか、どういう気持ちなのかはわからなかったものを、細かくわかりやすく書いてくれることに脱帽。

そこで、「障害もそうだが、小さい子の成長もそのような感じ」的な文があった。

 

確かに。

体のなにかがうまく使いこなせるようになったり、使い分けたり、必要に応じて巧みな動きを工夫できたりする「分化」は成長だ。

鉄棒から降りられなかったちびすけ(下の娘)。

前は鉄棒にぶら下がることもできなかったちびすけ。

今は至る所ぶら下がるちびすけ(危険) 。

チョキができるようになった、ねぇね(上の娘)

パンツとスカートとスパッツをはいていると、トイレからずりっと下げたままでしか出てこれない、ねぇね。

それが、パンツの中にスパッツとスカートを巻き込むけどもできるようになった、ねぇね。

シャボン玉ができるようになったちびすけ

でも口を近づけすぎてシャボン玉を吹く前に触れてベタベタになっちゃうちびすけ。

 

なにもかもが、ちょっとの力加減や巧妙さの中でできるようになっていくのかあ。

そんな感じで学んだ良書。

気分は不思議の国のアリス

1日のうち、

「大人」としての常識で会話が出来る人たちとの時間は3時間弱

「大人」の常識が通用しない人達と過ごす時間は12時間超

 

なんだかそろそろ悟りを開きそうです。

 

でも、常識がない中で、この子たちの「常識」で生きているんだよなぁ

と思うと、お父さんの都合で叱るのも、小言を言うのもはばかれる場面があったりすることが増えてきました。

 

そう、常識ない世界。当たり前が当たり前じゃない世界。

アリス イン ワンダーランド。

ふしぎの国のアリス - Wikipedia

ふしぎの国のアリス (1951) (吹替版)

 

小学生低学年かそれより前にこの映画を見たとき、

アリスの周りの人の意味がわからなすぎて、

気持ち悪い感覚というか、怖い感覚を覚えました。

何にもしてないのに、最終的にハートの女王に罪をきされ、追いかけられる場面なんか

悪夢。本当に夢に出てきて怖くて焦ったのを覚えてます。

 

そう。アリスも話が通じない相手に悩んだでしょう。

だって、「うさぎさんはどこ?」って聞いたら

「ナンデーもーない日バンザイ!」って歌われるくらい話通らないんだから。

 

だから子育ても、目の前のワンダーランドにいる方々たちを

少しずつこちらの世界に連れてくる感じなんだなあと、悟り始めたのです。

そうすると納得。

 

直前までギャン泣きしてたのに爆笑して遊んでいるとか

大っ嫌いだったのが大好きとか

怒られてシューーーンって反省してたのに、それ覚えてないんじゃねってくらいのテンションで話しかけてくるとか。

 

アリス。あなたは話が通じないワンダーランドの人にプンスカしてたけど、

よくぞそこまでで、耐えたよね。

私はこの間までブチ切れちゃうことだらけでした。

アリス。すごいよ。

俺ももうすこしあなたを尊敬してワンダーランドの人々と対峙していくことにします。

 

昼寝中におきちゃって、

俺の手をがぶっとハンバーガーのように食べたら満足そうに寝ていったおチビを見ながら。

小さく決心したこと。

育休どう?に対する正解は?

育休どう??

これ、めっちゃ聞かれるようになった質問。

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自分が考えすぎちゃうからいけないのだと思うのだけど、

主婦系の方からは

「大変でしょ?私たちの気持ちがわかった??」系か

「どうせ、あなたはできないことあるでしょ、私たち頑張ってんだから」系を

言われているようなことがおおくて(もっと婉曲ですが)。

かといって、そこで

「ま〜やっと慣れてきたところでしょうか。子供達と楽しくやっています」
というものなら、

「まっ、1年だけだしね」

という、カウンターパンチ(どうせ、あんたは1年だけだから飽きがこないし、やりがいがあるし、出口が決まっているから閉塞感とかないわけですよ。さらに乳児の時の方が・・・以下略)が出されるわけで。

 

仕事している系の人からは

「いいなあ、俺はできないけれど、いいなあ」系か

「職場の理解があっていいよねえ(職場は大変でしょ)」系のどちらかが多くて。

 

 

なんかね、みんなハッピーじゃないんです

「いいなあ」はわかります。

「じゃあ俺もやってみようかな」なら応援したいし

「頑張ってね」なら励みになるし。

 

なぜ、「お前はいいよな」と壁を作って、自分を不幸のどん底に陥れる視点になっちゃうのか、それがわからんのです。

しまいには、育休をほとんどとらなかった女性の先輩からは「私たちの頃は、そんな取れる文化じゃないし、みんなが仕事やっている間休むのも恐れ多くって・・・・」

てな話を出される始末。

 

 

だから、変えましょうよ

変えていこうよ働き方、生き方。

もしかしたら自分が勝手にマイナス思考しているだけなのかもしれないけど

しかもそいういういい方向になっていく社会をみんなで応援しましょうよ。

 

日本全体が、普通に育休取れる社会になってくれたらな。

子供の教育をみんなで真剣にゆっくり共有しながら考えられて・関われて

仕事に振り回されない生き方をしたいなあ。

自戒。そして広げていくための刺激に。

 

買い物のことだけを考えているお母さんなんて…と軽蔑する若者へ

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いやね、ふとなんかのドラマで聞いた一言だなと思っていたのです。

それが、5月始め頃からの自分にずーーんとかぶっており、

 

いや、買い物のことだけを「真剣に」考えてんだよ!

食事、マンネリ化しないように

でも栄養バランスも考えつつ

幼児には味の調整ができて

いろいろな食材に挑戦させたくて

かつ弁当や給食とかぶらないように

んでもって好き嫌いを無理なく克服できるように

さらには、俺だってビールのつまみになるものも食べたい!とか

スーパーの安売りでメニューを考えるには・・・とか

クックパッド様様とか

けどクックパッドで調べている時間がもったいないとか

 

とかとか

 

 

買い物だけのことを考えているお母さんだと〜?

朝飯食べている途中に「今日の昼飯・夕飯で食べたいものある?」と毎回きくだと〜?

聴きたくなるんじゃこっちとしは!
だってメニュー決めてくれたら楽だし

そのために頭ん中図と悶々と考えている時間がまた無駄だし、

悶々のまま台所に入るとやたら時間かかるか

劇的・究極・カオス100%な料理が出来上がるんだもん!

 

だから、そんな主婦の仕事をなめんといてくださいね、若者達。

 

日本の食文化はすごい。

いろんな家庭があるだろうけど、全体として守られつずけている

多彩で、バランスが考えられていて、温かい食事。

例えばTVでオランダでは「夕飯はフライドポテトだけ」とかやっていて

「ああ、もはや栄養素・カロリーをとるための食事なんだな」と思った。

そんなことも考えて、家事を「手抜き」したくなくて、

子育ても頑張りたいけど最大限保育園とかを利用してて、

休日は目一杯遊んで

 

なんだか日本ってすごいねと思った今日この頃。

もっとこの文化を、日本の文化を、

主婦が作ってきた文化を

すげ〜って思わなくちゃね。

 

また、共働きがふえるんだから、「そうじゃなきゃいけない」という食生活も

どんどん変わっていくことに許容することも大事なんだろうな。

 

日々、買い物・食事のことだけを考えている自分が

日本文化まで考えた1日でした。