あしたもおとうさん

「ねえ、あしたもおとうさん?」娘に確認される日々。おかあさんと育休をバトンタッチ。1年間の娘たちとの生活で思うこと

育休をしてこれがよかった10

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 本ブログはバリバリのブラック仕事男が育休を1年とった、ということで感じたことを書いていますが、男性でも女性でも全般に言える育休をしてよかったと思えることをまとめサイトの真似をして、まとめました。

 育児休業(育児休暇)以外に健康な状態で長期のお休みをいただくことは退職までできません。そんな滅多にない機会なのですから、どっぷり1〜数年、子育てをメインにしてみたらどうかなと思うのです。(本当に大変なのは、子供が複数いる上で、産んでからの1年だと思いますが…)これで男性で長期の育休が増え、男女関係なく育休が取りやすい社会が訪れたらなあ。結果、男女ともに子供がいる人が働きやすい社会になっていってくれればなと思います。

【以下目次】

・子どもとのたっぷり遊ぶ思い出ができる

・子どもがぐずる理由、パターンがわかってくる

・ありがとう、おかげで〜にとても嬉しさを感じる

・子ども理解の仕方が変わる 

・スーパーの効率的買い物、ポイントの仕組みがわかる

・バランスのよい素早い料理ができるようになる

・家のものへこだわる

・平日の使える時間がちょっぴりできる

・働き方、あり方の見直しができる

・健康な生活になる

 

では早速見ていきましょう。

 

・子どもとのたっぷり遊ぶ思い出ができる

  毎日が遊び。そして遊ぶことが成長につながるわけです。自分は自分が遊ぶのも大好き。だから遊びを練るのも楽しかったです。でもやっぱりプロは違うなと、身近な道具で遊びを作っている保育園・幼稚園すごいと思いました。ただ、1対1で子どもと接することができるので、多少危険なことや大きな動きの遊びもできたのがいい思い出。下の娘なんか、我が家のプールで何度溺れかけたことか 笑  

  遊んで遊んで遊びまくる。あーもう何して遊ぼう。遊び暇だ〜なんて感覚小学生以来でした。子どもにも少しでもおとうさんとの毎日の思い出が残ってたらいいな。育児は一生の中の一時的なものです。そんなわずかな時を一緒に過ごせたことは貴重です。。

 

・子どもがぐずる理由、パターンがわかってくる

 子どもと毎日接していると、どのタイミングでぐずり、どんな流れでイヤイヤとなるか、また疲れて寝るかということがわかってきます。それを戦略的に捉えて対応していくことで、結構多くのぐずりを避けることができます(ぐずりを怒りや恐怖で抑えるわけではありません)。

 たとえぐずったとしても、「あ〜もう少しでぐずるな」という余裕が心にあるので、かっとしにくく、逆に大人とは異なる子どもの感覚に愛らしく思えました。

 

・子ども理解の仕方が変わる

上記の項目と関連して、タイムングがわかってくると、今度は子どもの思考過程がわかってきました。最初はお願いを聞いてくれない、泣きわめく、わがままの連続にイライラ&爆発していたけれど、そのイライラの壁を乗り越えると、子どもの理解が新しい境地に達しました。

 不思議の国のアリスなら、全然普通じゃん、と。相手は大人じゃないのです。子どもは子どもの思考をする、思考のしかたも大人まで育っていないことを理解しました。だから、子持ちの先生とそうでない先生の指導の違いというのもあるのかなと思いました。よく、男性の先生はガツンという指導、女性の先生は包み込むような理解の指導というようなことを聞いたことがありますが、どうしてつつみこめるのかって、こういうことを経験したからなのかな、と思いました。

 

・ありがとう、おかげで〜にとても優しさ・嬉しさを感じる

 一つ一つができるようになることを当たり前ではないようにみて、褒めることを心がけました。そうすることで、子どもとの生活一つ一つのことにお礼、感謝の気持ちを感じるようになりました。ありがとうの数が明らかに増えたと思います。

 そんなとき、妻や知人からお礼を言われたことがあります。今までは言われてもまあ普通の反応だったのですが、心までぐさっと刺さるようになり、「ありがとう」と言われることまでもとても敏感になりました。

 さらに周りの人々の優しさも感じました。電車で、スーパーで、公園で。子どもがいることで、そのひとたちが笑顔になり、お話をしてくれました。その度にわざわざ相手をしてくれて感謝の気持ちがいっぱいになりました。

 

・スーパーの効率的買い物、ポイントの仕組みがわかる

 なぜにあんなにもポイントに執着するのかわかりませんでした。でも自分がその立場になったら理解できました!というか、ポイント倍の日を忘れて、それが店に行った前の日だったときとか大きく凹みます。同じ買い物ならどうせなら得をしたい。そんな心理によって、トイレットペーパーが数日買えない日もありました。。。

 ポイントをあれこれ計算し、曜日をチェックし、1円単位でというところまで自分はいかないけれど、そこまでしている人すごいなあと。尊敬でした。

 

・バランスのよい素早い料理ができるようになる

  これまでも料理は好きで、子どもができる前や休みの日はつくっていましたが、より早い方法を考えるようになりました。それは相手は待ってくれないからです。というか、待たせれば待たせるほど不平不満か、姉妹同士でケンカか、問題が生じてくるからです・・・

  だから、朝のうち、前の日の晩、遊んでいる最中に手早くできる方法を考えるようになりました。かつ、野菜がとれているか、食物繊維は、ビタミンは、かつ食感は、味付けの種類は等・・・最初はいきなり全てを行うことは無理でした。でもできないことにストレスを感じつつ、少しずつ「こうしてみようかな」が増えてきました。1汁3菜を30分で作れた時は心の中でガッツポーズです。

 そんな人が家庭に2人いることが心強い。頑張りすぎないことができるからです。

 

・家のものへこだわる

家にいる時間が長いため、いろいろと家にあるものに目がつきます。

  最初___掃除、

  次に___これいるの?→断捨離

  そして__なんなら作っちゃう?新しく調達して・・・→DIYや新しいもの購入へ

と、なっていきます。プロジェクター天井設置、照明のLED化、ベランダデッキのオイルステイン仕上げ、からはじまり、収納の作成や自作窓のシェード、庭に生えた木を生かしてトンネル作り、プール遊びのためのものの調達まで遊びの世界が広がります。

  家で過ごす上で、子どもも私も楽しいな、と思えるものを考えては作るのが楽しい。

だから、「おしゃれ」ではなくて、遊びや便利のためにこだわるようになってきます。

 

・平日の使える時間がちょっぴりできる

 育児の拘束時間は起床から就寝までの14時間で、さらに妻が帰宅してからの夜の家事を含めると、実働は勤務時よりちょっとだけ楽になったくらいでした。ただ、うまくやれば昼寝の時間に自己成長、育児の教材研究、家のあり方の見直しができます。例えば職場ではミドル層になってくるのでチーム力を高めたり、マネジメントしたりする本で刺激を得て復帰した時にどのような取り組みがいいか、戻った時に1年ぶりの自分+αになれるようにしています。

 次に育児の教材研究は、書籍を参考にしながらどんな遊びができるかな〜とか身近な素材から考えること。時間があるからこそ子供の遊びのために用意することもできます。この夏はプールにボール投げ、布団やマットを使っておうちマット教室まで、天候関係なく体を動かしまくりでした。

  家のあり方の見直しは、普段できないような保険の整理と見直し、車、家具、電化製品、子どもの養育、クレジットカードの整理などです。育休に入る前から支出バランスを3年、10年、20年、30年スパンで考えてきましたが、子どもの育ちに合わせた働き方(勤務地や時間的なもの)も考えることができました。

 

・働き方、あり方の見直しができる

 育児は、一生の中の一時的なものです。5年ごと10年後は両方とも子どもは経済的自立はしていないでしょうが関わり方や負担は変わるでしょう。そのことについて夫婦で話せたことが大きいです。例えば来年復帰する際、共働きとなり様々な負担が考えられます。その際に、何の家庭内の仕事を分担するか話し合った際、本当に必要な話ができると考えます。

 片方が家事の全てを知っていて、片方はできることだけをやるのは分担とは言いません。得意分野はあるでしょうが、お互いに家事全般を知っていることで、名目上だけではない負担のバランスが見えてくるものです。

 さらに、今までかなりブラックな働き方をしてきた私にとって、育児は一生の中の一時的なものを実感したことは大きかったです。仕事が始まって、今までもできるだけ早く帰りたいと思ってきましたが、さらにどうにかできないか、何に重きをおくかを考えたいとなりました。

 

 ・健康な生活になる

 夕食は6時には食べ終えていることがほとんど。寝る前3時間どころか6時間食べていません。今までは寝る30分前に夕食を食べていたことも・・・。この健康的な生活で、半年で−8kg減を達成しました!どんだけ自分が不摂生な生活を送っていたか・・。内臓ごめん。平謝りです。

 ちなみに、食事制限、飲酒制限、夜のおやつの制限、何もしなくて体を意識的に動かすくらいでこの達成です。ぜひ、メタボの皆様、育休を取りましょう!!(違

 

 

以上がわたしが育休を取ってこれがよかった10でした。

ある調査によると、育休は取りたいと思っている男性が6割を超えているそうです。つまり5〜6割は取りたいけれど取れない、悩んでいる方々です。

この投稿が、少しでもそんな方々の背中を押すことになったら幸いです。