あしたもおとうさん

「ねえ、あしたもおとうさん?」娘に確認される日々。おかあさんと育休をバトンタッチ。1年間の娘たちとの生活で思うこと

育休リレー取得の3つの理由

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ブログ・ネットで読んだり調べたりしてほとんどの方が

【出産から夫婦で1年程の育休を取る】

が圧倒的に多かったのです。

 

法律的な最低限保障が子どもが1歳になるまでだからでしょう。

それに対して自分は、

【リレーで別々に育休を取得する】

という方法です。これってカナリ恵まれている環境だと思います。

そしてかなりオススメです。なぜオススメなのかをまとめてみました。

 

 

我が家の育休取得状況

その前に今の子どもの年齢やら育休取得現状を解説。

 

     上の娘授かる

【妻:産休・育休へ】

     上の娘(ネエネ)出産

          ↓  下の娘授かる

     下の娘(チビ)出産 (ネエネは2歳)

          ↓  下の娘の産休・育休枠

     2017年3〜4月 チビ1歳半、ネエネ3歳半

【妻:育休終了 職場復帰】

【私:育休取得(チビ枠育休)】←ここでリレー育休

     ネエネ子ども園へ

          ↓  ←今ここ(2017.9月)

          ↓

     2018年3月 育休終了予定。二人とも復帰予定。

 

 

現在の職場は子どもが3歳の誕生日を迎えるまで育休が取れます。

妻も同様。なので、こんなリレー育休が可能なのです。

 

リレー取得した理由

以前から、私は子どもが生まれたら育休を取りたいと言っていました。子どもが育つところにどっぷりと関わりたい、一生に一度だし、せっかくそれを保障してくれる制度があるんだから、という思いで。

んで、妻も取得したいという思いでした。

3歳ごろまでは保育園で丸一日預けるよりも濃密な時間を関わりたいと。

協調性は3歳になったあとでも身につくだろうという考えでした。

そこで、二人とも育休3年取得しても後半には多分暇になるだろうし、手当も1歳になるまでしかつかない。2人とも無給はキツイだろう。

さらに当たり前ですが、私は母乳が出ない。父乳も出ない。なので、最初は妻が育休を取ることになりました。

 

でも妻も働きたい思いはあり、長く取得するのはな〜(特に2人目)ということで、私がリレー取得する形で本来の予定より1年早く妻が復帰することになりました。

 

なぜオススメか

①働きたい・子育てしたい気持ちとそれぞれの「好き」を尊重できる

我が家はお互いに、子育てにどっぷりと関わりたいという思いがありました。かつ働きたいという思いも大切にしたい。やはり育休が長ければ長いほど社会との関わりが感じられず、不安・ストレスになるとも聞きます。

妻には2人目の出産後は、2人の育児で大変な思いをさせたと思います。でも、「運動大好きになってきて、口も達者になってきた娘達の相手でもう一年は厳しかった」と妻は最近らしていました。笑 自分は逆に体を動かすの大好き。

 

大変な部分を妻に任せて自分は楽な部分で申し訳ないという思いもありましたが、妻からの一言を聞いてだいぶ気持ちは楽になりました。お互いが得意な部分、できる部分を尊重して、リレー取得は我が家にとって最適でした。

 

②互いに相手の立場がわかるから気づく

私が育休をとってから、妻の感じていたことが身をもってわかることができました。

例えば社会との関わりを欲したり、日常ほとんどの時間を子どもと過ごすために、「大人な」会話をしたかったり、子どもとの話をしたかったり、料理や掃除や家事のことを認めて欲しかったり。逆に妻も私の働いていた際のストレスを感じていることと思います。お互いの立場が理解できるからこそ、思いやれたり、二人で力を合わせることがしやすいのかなと思います。普段そういうことを話し合ったりすることが苦手な妻やいつも倫理的な話をしてしまう私にとってみれば、まず「体験する」方が向いていました。

 

③出産から徐々に負荷を減らしていける

復帰後の妻は、体調を崩しやすかったり、仕事モードになれるまでは結構疲れた様子でした。考えてみると、出産から復帰までには様々なライフステージ上の変化が訪れます。すぐに思い当たるものでも以下のものがあります。

1.出産・育児でわからないことだらけ(予防接種、離乳食、体の発達、おもちゃ、服、運動、睡眠、買うべきもの、用意すべきもの、地域子育てサークル、幼稚園や保育園調べ、利用できるサービス)

2.自分の体力の変化(出産によるホルモン・体調変化、授乳による体調変化、加齢による衰え、仕事からはなれているために必要な体力・筋力の減少)

3.子どもの保育園・子ども園の慣れの問題(友達関係、生活時間、睡眠時間)

4.夫婦の働き方・生活の仕方の変化(家事分担、送り迎え、働き方の変化)

 

出産をして、育休をほとんど撮らずに復帰する人がいます。これらに対してすべて一気に対応しなきゃいけないんですから、すごいエネルギーだと感心しまくりです。その負荷を段階的に減らせるというのはありがたかったです。

また、お互い育休をとることで、家事のことや子どもの育児のこと、保育園の状況などがわかり、話し合える時間ができたことは貴重でした。

 

 

もちろんいろんな形があっていい

育休の取り方は、いろんな思いがあり、環境も異なるでしょうから何がベストかはわかりません。ただ、私の環境からリレー取得、が一番満足できたことを今回紹介しました。制度はあっても利用できる雰囲気じゃない、なんてことが無くなって、みんなが気持ちよく働けて子育てできてっていう世の中になったらなあ。

 

保育園を増やすだけじゃなくて、企業に変革を求める姿勢をもっと強めてもいいんじゃないのかなあと思います。それについてはまた今度。