脳が壊れたを読んで教育場面で思うこと
脳が壊れた を読んだ。
なんて、今の自分の子育てに必要な情報なのだと感激。このことは前回も書いた
ashitamo-otosan.hatenablog.com
が、自分の職業でも同じだと思った。
自分はいろんな子どもと向き合う教育職。
だからこそ、脳に起因する発達障害などには
わかったつもりでいた。
でも、何がわかったつもりだったのかはわかってなかった。
だから、自分とは違うということだけで、全然わかっていなかった
パニック、激昂した子どもに対して、
今は刺激がいっぱいでやりたいんだよね、
友達に行ったこと認めたくないのは自分が苦しいからなんだよね
クールダウンしたら聞けるようになるよね
今は興奮して聞きたくないんだよね
これ、全部うちらの「常識」の枠からでしか考えてなかった。
今は聞かないけど、クールダウンしたら「自分と同じように聴く」ことができる
という「常識」で考えてた。
クールダウンしたら
自分と同じように注意を向けて
自分と同じように注意を持続させて
自分と同じように感情をコントロールして
自分と同じように聞いている時に自分の思考と照らし合わせながら(かつ自分の言いたいことは抑えつつ)
自分と同じように言葉そのものではなく、相手の意図を組み
自分と同じように理解しながら聴くと
注意
集中
思考
それらをコントロールすることに得手不得手があり、人によって差があること、
できることを当たり前と考えて、考えてなかった。
1歳の下の娘だって
3歳の上の娘だって
それぞれ、自分たちなりの常識があるんだ。
どうしても大人のおとうさんの常識で考え、ペースをきめがち。彼女らの常識が少しわかる一歩かも。
そして、今までの「生きづらい」子どもたちが思い出されてきた
彼らにできることは全然違う角度からあったのじゃないのか
そんな、脳に機能の障害を抱えた人の生きづらさを語ったこの新書。すごい。
これですこしでも多くの人が、周りの人が救われますように