分化 は成長
脳が壊れたを読んで
脳の障害を負うということを、もともとライターだった著者が上手に描き表している。
さらに脳の障害が原因の発達障害系の話や、
まちかどで、めちゃ目を合わせてくるような何かが違うこの人…という症状を自分の症状と合わせつつ、その人たちの気持ちなどが書かれている。
今まで症状・行動は示されていても、どうしてその行動が出るのか、どういう気持ちなのかはわからなかったものを、細かくわかりやすく書いてくれることに脱帽。
そこで、「障害もそうだが、小さい子の成長もそのような感じ」的な文があった。
確かに。
体のなにかがうまく使いこなせるようになったり、使い分けたり、必要に応じて巧みな動きを工夫できたりする「分化」は成長だ。
鉄棒から降りられなかったちびすけ(下の娘)。
前は鉄棒にぶら下がることもできなかったちびすけ。
今は至る所ぶら下がるちびすけ(危険) 。
チョキができるようになった、ねぇね(上の娘)
パンツとスカートとスパッツをはいていると、トイレからずりっと下げたままでしか出てこれない、ねぇね。
それが、パンツの中にスパッツとスカートを巻き込むけどもできるようになった、ねぇね。
シャボン玉ができるようになったちびすけ
でも口を近づけすぎてシャボン玉を吹く前に触れてベタベタになっちゃうちびすけ。
なにもかもが、ちょっとの力加減や巧妙さの中でできるようになっていくのかあ。
そんな感じで学んだ良書。
気分は不思議の国のアリス
1日のうち、
「大人」としての常識で会話が出来る人たちとの時間は3時間弱
「大人」の常識が通用しない人達と過ごす時間は12時間超
なんだかそろそろ悟りを開きそうです。
でも、常識がない中で、この子たちの「常識」で生きているんだよなぁ
と思うと、お父さんの都合で叱るのも、小言を言うのもはばかれる場面があったりすることが増えてきました。
そう、常識ない世界。当たり前が当たり前じゃない世界。
アリス イン ワンダーランド。
小学生低学年かそれより前にこの映画を見たとき、
アリスの周りの人の意味がわからなすぎて、
気持ち悪い感覚というか、怖い感覚を覚えました。
何にもしてないのに、最終的にハートの女王に罪をきされ、追いかけられる場面なんか
悪夢。本当に夢に出てきて怖くて焦ったのを覚えてます。
そう。アリスも話が通じない相手に悩んだでしょう。
だって、「うさぎさんはどこ?」って聞いたら
「ナンデーもーない日バンザイ!」って歌われるくらい話通らないんだから。
だから子育ても、目の前のワンダーランドにいる方々たちを
少しずつこちらの世界に連れてくる感じなんだなあと、悟り始めたのです。
そうすると納得。
直前までギャン泣きしてたのに爆笑して遊んでいるとか
大っ嫌いだったのが大好きとか
怒られてシューーーンって反省してたのに、それ覚えてないんじゃねってくらいのテンションで話しかけてくるとか。
アリス。あなたは話が通じないワンダーランドの人にプンスカしてたけど、
よくぞそこまでで、耐えたよね。
私はこの間までブチ切れちゃうことだらけでした。
アリス。すごいよ。
俺ももうすこしあなたを尊敬してワンダーランドの人々と対峙していくことにします。
昼寝中におきちゃって、
俺の手をがぶっとハンバーガーのように食べたら満足そうに寝ていったおチビを見ながら。
小さく決心したこと。
育休どう?に対する正解は?
育休どう??
これ、めっちゃ聞かれるようになった質問。
自分が考えすぎちゃうからいけないのだと思うのだけど、
主婦系の方からは
「大変でしょ?私たちの気持ちがわかった??」系か
「どうせ、あなたはできないことあるでしょ、私たち頑張ってんだから」系を
言われているようなことがおおくて(もっと婉曲ですが)。
かといって、そこで
「ま〜やっと慣れてきたところでしょうか。子供達と楽しくやっています」
というものなら、
「まっ、1年だけだしね」
という、カウンターパンチ(どうせ、あんたは1年だけだから飽きがこないし、やりがいがあるし、出口が決まっているから閉塞感とかないわけですよ。さらに乳児の時の方が・・・以下略)が出されるわけで。
仕事している系の人からは
「いいなあ、俺はできないけれど、いいなあ」系か
「職場の理解があっていいよねえ(職場は大変でしょ)」系のどちらかが多くて。
なんかね、みんなハッピーじゃないんです
「いいなあ」はわかります。
「じゃあ俺もやってみようかな」なら応援したいし
「頑張ってね」なら励みになるし。
なぜ、「お前はいいよな」と壁を作って、自分を不幸のどん底に陥れる視点になっちゃうのか、それがわからんのです。
しまいには、育休をほとんどとらなかった女性の先輩からは「私たちの頃は、そんな取れる文化じゃないし、みんなが仕事やっている間休むのも恐れ多くって・・・・」
てな話を出される始末。
だから、変えましょうよ
変えていこうよ働き方、生き方。
もしかしたら自分が勝手にマイナス思考しているだけなのかもしれないけど
しかもそいういういい方向になっていく社会をみんなで応援しましょうよ。
日本全体が、普通に育休取れる社会になってくれたらな。
子供の教育をみんなで真剣にゆっくり共有しながら考えられて・関われて
仕事に振り回されない生き方をしたいなあ。
自戒。そして広げていくための刺激に。
買い物のことだけを考えているお母さんなんて…と軽蔑する若者へ
いやね、ふとなんかのドラマで聞いた一言だなと思っていたのです。
それが、5月始め頃からの自分にずーーんとかぶっており、
いや、買い物のことだけを「真剣に」考えてんだよ!
食事、マンネリ化しないように
でも栄養バランスも考えつつ
幼児には味の調整ができて
いろいろな食材に挑戦させたくて
かつ弁当や給食とかぶらないように
んでもって好き嫌いを無理なく克服できるように
さらには、俺だってビールのつまみになるものも食べたい!とか
スーパーの安売りでメニューを考えるには・・・とか
クックパッド様様とか
けどクックパッドで調べている時間がもったいないとか
とかとか
買い物だけのことを考えているお母さんだと〜?
朝飯食べている途中に「今日の昼飯・夕飯で食べたいものある?」と毎回きくだと〜?
聴きたくなるんじゃこっちとしは!
だってメニュー決めてくれたら楽だし
そのために頭ん中図と悶々と考えている時間がまた無駄だし、
悶々のまま台所に入るとやたら時間かかるか
劇的・究極・カオス100%な料理が出来上がるんだもん!
だから、そんな主婦の仕事をなめんといてくださいね、若者達。
日本の食文化はすごい。
いろんな家庭があるだろうけど、全体として守られつずけている
多彩で、バランスが考えられていて、温かい食事。
例えばTVでオランダでは「夕飯はフライドポテトだけ」とかやっていて
「ああ、もはや栄養素・カロリーをとるための食事なんだな」と思った。
そんなことも考えて、家事を「手抜き」したくなくて、
子育ても頑張りたいけど最大限保育園とかを利用してて、
休日は目一杯遊んで
なんだか日本ってすごいねと思った今日この頃。
もっとこの文化を、日本の文化を、
主婦が作ってきた文化を
すげ〜って思わなくちゃね。
また、共働きがふえるんだから、「そうじゃなきゃいけない」という食生活も
どんどん変わっていくことに許容することも大事なんだろうな。
日々、買い物・食事のことだけを考えている自分が
日本文化まで考えた1日でした。
心機一転NHAへの転換
育休を取って濃密に子どもたちと関わり
イライラすることもある。
3歳児の意味のわからない、ヤダヤダ、ウダウダ、ワガママ。。。
1歳児の不機嫌、機嫌、不機嫌の波、同じ過ちを繰り返す。。。
怒らずに、どうにか諭したいなあ、叱りたいなあ。
できるだけ叱る前に気付かせるようにさせたいなあ。
怒りになっちゃうのは反省だなあ。。。。。
と考えていた時、
何気なく本棚から以前買った本を手に取る。
仕事をしていた時に気になって買ったけれど、
読めていなかった本。
それがNHAに関する本だった。これ↓↓
簡単に言うと、
「子どもってゲームは好き。どんどんはまる。
親も子どもとの付き合い方をゲームの法則を使っていけば(決してゲームのように楽しくではない)、子どもの問題行動は変わり、自己肯定感も上がる。
うまくいくまでにはちょっとのコツがいるけれど。」
というもの。
今まで、よくない行動、ギャン泣き、わがままが出た時には、
「よくないよ」と言って、放っておく(わがままにとらわれない)ことが多かった。
それはこのNHAの一つの方法であることも分かった。
自分に足りなかったのはその後のフォローの部分。
常にプラスの承認を与えていくこと。
時間をみて行動できた、返事ができた、自分で荷物を持った、片付けを進んでできた、笑顔で話せた、お風呂にすぐに入れた、下の子の面倒を見れた、頑張って歩いた、自分から疲れたって言えた、泣かずに言えた、わがままを言わずにできた、いわれたことにすぐにとりかかれた、叱られた後すぐにやめられた、声をかけたら行動を止められた、
などなど。
ゲームと同じで(マリオで例)
・ミスしたらこちらのさじ加減で対応を変化させない=敵に当たったらダメ
・良くない行動にはエネルギーを使わない。「ストップ」と言うだけ、叱らない=的に当たったら死ぬか小さくなるか。すぐに終わり、すぐにリスタートができる。
・その後をよく観察し、良くなったところ、本人が変化したところをひたすら認める。=工夫したらすぐクリアできる、コインもらえる
本には他にも細かく零時付きで記されている。
この考え方に驚きつつも、確かに効果があると感じて日々実践中。
なにより本当に出会いがなにやらすごい。この子育てのためにあったんじゃないかと思うくらい。
素敵すぎ。おすすめの本。
謎のアツ〜イ〜
風呂。
それは入るまでに子どもたちがなぜか面倒臭がり、一悶着がおきやすいイベント。
最近我が家では、疲れ気味の時、目一杯遊んだ時は夕飯の前にまずお風呂に入ることに。
そうするとご飯後の「ね〜む〜い〜」「い〜や〜だ〜」というもはや日本語なのに意味が通じない・会話ができないヤダヤダ星人を相手にしなくていいというメリットがある。
我が家の子どもたちは(いやもしかしたら多くの家の子は)、風呂が嫌いというわけではない。ハンパなくめんどうなのである。だからいってしまえばこっちのものなのだが。
しかし、そのメリットを3歳児たちはよく理解していない。
むむう。策を練らねば。
面倒なのは上の子が多かったのだが、今日、下の子も意味不明のワガママ星人に。
浴室まで行き、服を脱いだら「あ〜つ〜い〜」
浴室に入ろうとして「あ〜つ〜い〜」
風呂に触って「あ〜つ〜い〜」
・・・・知らん。
ぷーいと知らんぷりして遊んでいたら、いつの間にか自分で体を洗い始める1歳児。
むむう。ここにも曲者が。